製版の国家資格

製版関連の資格で国家資格になっている技能検定制度の中には、製版技能士という資格試験があります。
これは、作業内容に応じてDTP作業、電子製版CEPS作業、プロセス製版カラースキャナ作業など、13区分に分けられており、それぞれに1級・2級があります。

また、日本印刷技術協会が主催する資格試験としては、DTPエキスパート試験があります。
DTP関連の資格の中でもっとも歴史がある試験で、印刷業界のみならずグラフィックアーツ全体の業界からの受験も増加しているようです。

また、試験は5つのカテゴリーにわかれており、仕事に密着した必須知識を問うものと印刷物の設計や制作、プロセスを理解しているかをみる試験内容になっています。
全日本印刷工業組合連合会が主催する資格制度では、印刷生産士認定試験があります。

さらに、プレスやポストプレスの仕事においても技能検定制度があり、印刷技能士ではオフセット印刷1級・2級があり、ポストプレスでは製本技能があります。
他にも製本に関する国家資格の技能検定試験制度としては、商業印刷物製本作業の1級・2級、雑誌製本作業の1級・2級などがあります。


町人文化の開花について

三代将軍家光の頃より、木版印刷による出版社、 書 庖、貸本屋などが発達し、浮世草子や黄表紙、俳書、ぬげ 瑠璃本などが盛んに刊行され、 一般に広く書物が普及す るようになりました。 また、武士の学問所むけに漢籍を初めとする教科書 ・ 学術書も多数刊行されるようになりました。さらに、元禄時代では井原西鶴の「好色本」がブームとなり、 18世 紀末期から 19世紀初頭の文化・文政時代には町人文 化が 一斉に開花し、「湘落本」「人情本」「滑稽本」「読本」、 多色刷り版画の 「錦絵」などが 刊行されています


自費出版でフィクションを書くとは(物語系小説)

自分および周囲の出来事、人物を参考にストーリーに重点を置いた物語に仕上げる手法もある。モデルがある物語は、無から創造しない点で書きやすく思える。これは、具体的な事象を書くことが主体になってくる。解説調の直接的な表現を織り交ぜることが可能である。そのため、読者への訴え技法は純文学よりも易しい。しかし、物語系小説も難しい課題がある。その物語を通して何を訴えたいのか、読者を巻き込むため、どのようにして臨場感をだすのか。そして全編を貫くしっかりとした流れがなくてはならない。物語系はノンフィクションと近くなるため、綿密な調査、下調べ、取材が必要である。出放題の嘘をつくことができない。実在の人物を参考にする場合、デフォルメしても読者に誰がモデルか悟られることが多い。モデルとなる人物または、その関係者に不快感を持たせないように注意しなければならない。自分自身の秘密を物語の登場人物に語らせる場合も読者に悟られる可能性があることを覚悟しなければならない。


自費出版でノンフィクションを書く

ノンフィクションは、自費出版に1番馴染む分野である。自費出版の定番である「自分史」がこの分野である。自分のことを書くとき、自分の記憶が1番のデータである。日記を読み押したり、昔自分が住んでいた家に行って、古い友人に会うということが必要になるかもしれない。しかし、いずれにしてもそれほど書くための材料を得るのに労力は要らない。しかし、誰を対象読者として書くか決めることで書くべき内容も変わってくる。今までの自分の人生を書くのか、ある特定場面に焦点を絞るのか決めなければならない。他人のことを書く場合も同じである。どこの場面を書くのか焦点を決めなければならない。他人のことを書く場合は、より客観的なデータが必要になってくる。より慎重に情報を収集しなければならない。自分のことはよく知っていても他人のことはよく知らない。自分のことはごまかせても他人のことはごまかせない。他人のことを書く場合、まず本人の了解を得る必要がある。そして、本人へ取材を行う。本人が故人の場合、歴史上の人物でない限り、本人の縁故者の了解が必要である。この場合でも、関係者への取材・インタビューを行う必要がある。

他者を書く場合、心情をどう描くかがポイントになってくる。登場人物の行動を淡々と綴った内容や客観的に著者を評するだけでも不十分である。ある程度、登場人物の心情に踏み込む必要がある。その踏み込む程度が難しい。遠い過去の人物のことなら大胆な表現は容易かもしれないが、度がすぎると嘘くさくなる。そうなると読者はついてこない。近年に生きた人のことについて書くのならば、入念なインタビューや調査を行ったうえで、その人物の心情に踏み込んでいく。ノンフィクションを書くときの最重要課題は、他者の感情や心情をいかに真実に沿っては描いていけるかである。


DTPの歴史

2010年は電子書籍元年と呼ばれていますが、その出発点は、印刷のデジタル化とDTPの出現にあります。
DTPの技術進化によって印刷や出版のワークフローが大きく変わりました。
書籍や新聞、ポスター、チラシ 等の編集を行うときのテキスト制作や組版、レイアウト ・デザイン、図版・写真加工などの作業をコンピューター上で行い、その作業結果をプリンターから出力することをいいます。

これはアメリカで発表された技術ですが、それまでは、編集に関わる工程のほとんどが手作業の、いわ ゆるアナログの技術でした。
印刷における文字の組版の歴史を見てもわかるように、 最初は文選や植字といって、人間の手によって活字棚から活字を拾い文選箱に納めたり、組んだりしていたものが、やがてタイプライターや電算写植機などに変わり、現代ではDTPによる電子化に進化したのです。


印刷産業機械工業とその動向

印刷産業機械には、 印刷工程に沿って、製版機械、印 刷機械、製本機械、紙工機械などがあります。製版機械は、 印刷するためのアルミ等の版を出力する装置で、印刷機械は印刷の種別に合わせて多種多様にあり、製本機械は、印刷物を書籍や冊子類などの形に仕上げていく 機械です。また紙工機械は、裁断や段ボールシ ー卜の製 造、板紙などの打抜き、折り曲げ、製函仕上げなどを 行っていく機械です。さらに周辺機器としては、 印刷工程全体の機械制御のシステムやソフト、冷却、乾燥装置などがあります。近年はLEDなどの新しい投術も周辺 機器に取り入れられるようになってきました。バブル期までは、 印刷需要の拡大から、 印刷産業機械 の市場規模も拡大基調にありました。しかし、その後、景気の悪化による企業の印刷需要の低迷や設備投資の抑 制から、 印刷産業機械の生産額も減少しました。また、 IT 化やデジタル化の進展などによって、 ユーザーが印刷業 界に求めるサービスも変わってきており、短納期、 低価格、 小ロット 、パリアブル 印刷などへの要求が高くなり、機械メーカーに対しても、コスト低減のためのさらなるデジタル化や作業性の向上や低メンテナンスを要求するようになってきま した 。かつて、 印刷業界においては、主力機械だった商業・出 版用オフセッ ト輪転機の需要も減少傾向にありま す。


企画が通ってからが著者の仕事スタート

自分の書いた原稿をそのまま出版してもらえるなんていうことは、ほとんどないと言っていいほど無い事と言えるでしょう。これは、自費出版に限った話というわけではなく、商業出版界でプロとして活躍している作家さんやライターさんにも、全く同様の事が言えるのではないでしょうか。商業であれ自費であれ、本を出版したいと考える著者の人々は、編集者の厳しい意見と著者自身の悩みなくして「いい本」など生まれるはずがないと思っておくべきではないでしょうか。永遠に続いていくかと思われるような「直し」作業の中で、永遠に続いていくかと思われるような気の遠くなるような試行錯誤の賜物が、今世の中に出ている本だと言えるのではないでしょうか。つまり、良い編集者との出会いによって、著者の能力が存分に引き出されると言っても過言ではないのではないでしょうか。より多くの経験を積んでいる編集者の方を信頼し、諦めずに直し続ける事が、本当の著作という作業でもあると言えるのかもしれません。直しが多ければ多いほど、自分には才能がないのだと落ち込んでしまいがちですが、その反対であり、直しの箇所は全て自分の可能性であるということを信じ、当初の企画書に書いたことを忘れずにひとつひとつ丁寧に取り組んでいくことこそ「いい本」を作る最大の秘訣と言えるのではないでしょうか。自費出版だから好き勝手に書きたいという著者の方は、出版を考えず、ブログなどでの連載をお勧めいたします。販売という責任を背負い、真摯に出版に向き合っていける方でなければ、商業出版はもちろん、自費出版でも成功というものは見えてこないのではないでしょうか。


企画書を書いて、要点を明確にしておく

商業出版でも自費出版でも、本を出版したい時に、出版社に直接原稿を持ち込んで「読んでください」と置いていく人が少なくないと耳にしたりするでしょう。これは、小さい出版社の場合には、運が良ければ読んでもらえるかもしれませんが、そのほとんどは他の書類に押しつぶされ、気付いたら何の原稿かわからず、ゴミ箱行きになってしまうと言われています。考えてみればうなづける事でしょう。原稿だけを持ち込むのではなく、その内容や、企画の提案、またどういった読者を対象に書いたものかというものを、最悪メモ程度でも提示しておくことは重要なことだと言えるでしょう。売り込みをしたいのに企画書もないのでは、その熱意すら疑われてしまうのではないでしょうか。また、現時点で実は考えがまとまっていないという場合でも、企画書を作成することでイメージが明確になってくる事も十分に考えられるでしょう。そうなってくると、宣伝の方法や販売の手段などの明確な提案もできるようになってくるのではないでしょうか。今まで企画書なんて書いた事がないし、どうやって書いたらいいかわからないと迷っているうちに、チャンスは遠ざかって行ってしまうでしょう。伝えたい想いがあるのなら、書式なんて関係ないのではないでしょうか。ただ、何のためにその本を出版したいのかをまとめておく事、そしてどのような人たちに読んでもらいたいかということを明確に伝えられるようにしておくことではないでしょうか。それがわかってくると、自ずと選択するべき出版社というものも解ってくるのではないでしょうか。企画書は、出版社のためでなく、自身のためにもぜひ作成する事が望ましいと言えるのではないでしょうか。


出版社と実を作る流れ

ある出版社の例を取り上げ、自費出版をするための一連の作業の進め方を見ていきたいと思います。

自費出版本の作者が、それでは実際に自書となる原稿を刷りたい、いざ出版会社と相談をしたいということになると、直接企業を訪ねたり郵便や電話などでまずプランなどを紹介してもらったりといろいろな方法でアプローチをすることになると思います。そこでは、より原稿をブラッシュアップするための助言や、販売数をあげるためなどについての情報が交換したりすることになるかもしれません。

実際に本を作るためには、まず出版についての相談を開始し、その契約に至る必要があるでしょう。
続いて、いざ実際に自費出版で世に送り出される本の中身、つまり原稿を整える過程から印刷直前の最終チェックなどという段階に移ります。

さらに、印刷をし、きちんと本として仕上げる製本という過程、店頭で販売する場合には取次などの手続きといった3つの部分に分けられるそうです。

2つめの段階、つまり本の内容をどうするか、どうしていくかという部分を、作者と業者がどれほど綿密な打ち合わせを重ねて意思決定をしていくかによって、実際の出来上がりが左右されることになるでしょう。

自費出版を専門として扱っている企業であれば、資格を持ったアドバイザーが常駐しているため、さっそく原稿の見分をおこない、作者の考え方や内容の方向性に見合った助言がなされることでしょう。さらには自費出版までにかかる費用の総額などもその場で割り出し、上手く条件をみたすことができれば契約へと進むこともできるでしょう。