振り返った事柄を実際に書き起こしてみる/書く内容に自信がなくても

自分史は、当然自分がよく知っている事柄が多くなります。時には思い返すために痛みすら伴うことがあるかも知れず、そういった苦い経験などを集めたものが自費出版として発表されても、読み物として他人の目に耐えうるかどうか自信がなくなってしまうことがあるかもしれません。ですが、まずはとにかく書いてみてはいかがでしょうか。その作業を続けること自体が、何度も自分を見つめ直し、あらゆることを再確認するという結果につながり、得られた物事を客観視できるようになるでしょう。

また、自分にとって既に習慣と化してしまい、取るに足らない出来事と自分では捉えてしまうような趣味などにおいても、いつの間にか洗練され卓越した行為となっている場合があるかもしれません。まずは書き起こしていく行為で何かを得られるかもしれないという気持ちで向き合ってみてはどうでしょうか。

実体験を赤裸々に語ることによって、多くの人々にとってまるで知らないまま生きてきたような世界の存在を初めて知らしめることができるかもしれません。そういった世界があることに対して、人々はどう向き合っていけばいいか、さらにはそこから浮き出てくる問題を解決するためにはどうしたら良いか、など後世に残すべきような課題が見つかれば自分史としてより有意義になっていくことでしょう。

苦しんできたけれど、今こうして自分が生き続けているということはそこに解決策があることになります。また違う誰かの悩みなどを助けるための貴重な道しるべです。決して自分の味わってきた体験を月並みなものであるとかありふれたものであるなどと思わず、自分の人生を深く振り返ってみましょう。