誕生石を選ぶ

自由に婚約指輪選びをしていいとなると、宝石選びの段階から迷ってしまう人がいるかもしれません。そんな人にとって、ひとつの基準となる方法に自分の誕生石を選ぶというのがあります。

占い好きでない女性のなかには、星座石や誕生石にこだわるのはどうかという考えを持つ人が少なくありません。星座石や誕生石を基準にすることは決して誤った選択方法とはいいきれません。古来から、私たちは天体の動きと、人聞の運命を照らし合わせ、自分の起こすべき行動を決めてきたからです。18世紀頃にポーランド地方に移住したユダヤ人たちが、婚約指輪を女性の生まれ月を象徴するラッキーストーンにすることを提唱。宝石が誕生石に選ばれるようになっていきました。このことからもわかるように、誕生石は日本の風習とは異なる経緯で誕生したものですから、100%信頼することは避けたほうがいいでしょう。実際、国によって季節のイメージが異なることや、宝石の採れる種類の違いなどもあり、もともと誕生石は微妙に違っています。

1912年にはアメリカで会が催され、原則的な誕生石が決められました。これを基準にして、日本でも1958年に日本の誕生石が決められましたが、3月にサンゴ、5月にヒスイをプラスするなど、日本の宝石事情も加味した誕生石のラインナップになっています。星座石も同様です。宝石と夜空に輝く星座は、その性格とパワーが、不思議なほどに合致すると、古代の人々は考えました。そこで、西洋占星術などが研究されて発展するなか、宝石と天体を関連づけていったのです。

これが星座石の起源です。誕生石、星座石などをもとに、守護石として関連づけられていきました。でも、星の位置は国によって微妙にずれますので、世界共通の星座石は厳密にいうと、成立しないと考えたほうがいいのです。それに、日本には日本で古来から信じられてきた、守護石の考え方もあります。十二支によって守護神と守護石を関連づける考え方です。ですから、現在の西洋占星術にもとづく、誕生石や星座石を婚約指輪選ぴの際、うのみにしすぎないこと。あくまで、ひとつの考え方としてとらえるようにしましょう。ただ、自分との相性がいいと感じたら、その感性に従って誕生石や星座石を婚約指輪の候補として考えてもいいでしょう。